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小さな国語塾のつぶやき

言葉の影響

日本には古代から「言霊信仰」がある。よい言葉を発すればよいことが起こり、悪い言葉を発すれば悪いことが起こるという考え方である。言葉によって水の結晶が変化するという本まで出ている(きちんと裏をとったかどうかは不明)。ある考え方を盲信するのはどうかと思うが、「言葉の影響力」というのは大きいと思う。あの時のあの一言がきっかけで・・・ということはどの方も多かれ少なかれあるだろう。日本語は助詞、文字にするとたった一文字違っただけでも大きく意味が変わり、それを聞いた人、読んだ人に影響を与える。正しく日本語を使いたいものである。

2014/03/27 07:15

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春眠暁を覚えず

春を題材にした作品の中であまりにも有名なものを二つ。一つは枕草子の「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく・・・」(春はあけ方が良い。だんだん陽が昇ってきて白くなっていく・・・。)もう一つは漢詩「春暁」の一節「春眠暁を覚えず・・・」(春は気持ちがいいので夜が明けたことに気がつかずに寝てしまっていた・・・。)個人的には「春暁」の方が好きである。それは自分が夜型人間で朝が苦手だからという主観だけではない。昔は今と違って立派な暖房設備があったわけでもなく家の造り簡素なもの、冬は寒さのあまり早朝に目が覚めてしまったに違いないと想像ができる。つまり、慣用句的に「春眠暁を覚えず」は「寝坊」と使われているが、本来は「途中目を覚ますことなくぐっすりと朝まで寝ることができる、いい季節になった」という意味だろう。そう考えると純粋に「いい季節になったという喜び」に共感を覚えるのである。

2014/03/26 02:43

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日本語力を鍛えよう

国際化が進み、小学校での英語が必修になり・・・・親としては小さいころから英語を!と思うのは至極当然のこと。小さいころから英語に触れることによって英語耳を形成される、楽しく勉強できるなど利点はたくさんある。そういった利点を踏まえたうえであえて言いたい。英語もいいけれど、同時に日本語力をしっかりと鍛えるべきだ、と。中学校になって文法を学ぶときに「主語」「述語」「修飾語」といった概念が分かっていないと正直言ってお手上げ。英語の骨組みを順序立てて考えること出来ない。教える側としても、英語というよりも日本語の文法などなどから教える羽目になる。もう一度言う、小学校のうちに最低限の日本語力を鍛えるということを親は心がけてほしい。

2014/03/25 07:39

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ワクワク感

知人は馬が大好きで、時々ばんえい競馬場で少額の馬券を買うのだが的中率が高い!何を基準に馬を選ぶのかと聞くと、「お披露目」時に元気そうで可愛い馬を選ぶらしい・・・。さて、帯広競馬場から道路を挟んで斜め向かいにある「GARAGE」という喫茶店のマスターは「ワクワク感」を大切にしながら料理を作ってるそうだ。眉間にしわを寄せてお料理を作るのではなく、お客さんの喜ぶ顔を想像しつつワクワクしながらというのをモットーだとか。つまり、何事も「ワクワク」「楽しい」といったパワーが大切だと思う。だから当塾では、決してねじり鉢巻きで厳しい指導ではなく「今日はどんな勉強かな?」とワクワクした気持ちを生徒が少しでも持ってくれたら・・・という気持ちで授業準備をしている。

2014/03/24 02:01

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「アドラー」の教え

職業柄?いや、趣味で、最近の話題の本は基本的にほとんど読むようにしている。その中で最近印象に残ったのが「嫌われる理由」という本。アドラーという心理学者の教えを対話形式で易しく?解説している。わが国で心理学というとフロイトやユングがメジャーだが、世界的にはフロイト、ユングと並ぶ三大巨頭のひとりとして、アドラーの名まえも必ず言及される。さて、アドラーは 「大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである。」と言う。うーん、深くてよくわからない・・・と思いつつ勝手に自分の頭の中で脱線。実は国語の小説において上記の言葉が当てはまる。登場人物の行動やセリフから、一番あてはまる選択肢を選ばなくてはならない。論説と違ってダイレクトに選択肢に当てはまる答えが書いてあるわけではないので、与えられた文を使って読みとる必要がある。

2014/03/23 08:38

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危険な11分

飛行機の運航には「危険な11分」という言葉があって、事故は離陸の3分と着陸の8分に集中するという(朝日新聞より)。国語の論説・説明文もしかり。最初と最後に主張がくること多く、それを知っておくと何かと便利。読むときには最初と最後の段落を重点的に読む、自分が文章を書くときには最初と最後を意識して書くとよい。「最初が肝心」「おわりよければすべてよし」という言い回しはなかなか真理を突いている。

 

 

 

2014/03/22 08:29

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アンテナ

自分の部屋に「青いもの」はいくつあるかといきなり聞かれたとしたらまず答えられないだろう。でも「青いもの」を意識してると、やたらに「青いもの」が目につく。つまりアンテナを張っていると必要な情報などをキャッチしやすくなる。だから問題集を選ぶとき、塾を選ぶときなどにはアンテナを張って探すべし。そうすると意外なところからお勧め情報がもたらされることだろう。もしも、そのアンテナに「めむろ国語専門塾」が引っかかったとしたら無論大歓迎。生徒随時募集中。

2014/03/21 16:56

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守破離

東京の恵比寿はパスタ激戦区。どの店も工夫に工夫を重ねたメニューを提供している様子がテレビで紹介されていた。たとえば、石焼ビビンバならぬ石焼パスタ。タイ料理のトムヤムクンに生クリームを混ぜたソースなどなど。紹介されていたお店はどの店もお客であふれている人気店。つまり美味しい証拠だろう。基本を守りつつ、常識を破り、離れる・・・まさに「守破離」だなあと感じた。文章も同じ。基本を守りつつそこからいつかは脱却して。。。。魅力的な文章を書けるようになるよう日々修行である。

2014/03/20 07:27

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動物占い

最近「動物占い」というのがひそかに流行っているらしい。ネット上で生年月日を入れるだけで、その人をあらわした動物とコメントが出てくる。シャレでやってみたところ、自身は「黒ひょう」=スタイリッシュな目立ちたがりというコメント。すべてが当たってるわけではないが、たしかに目立ちたがりというのには納得。さて、国語において物事を説明するときに長々とうんちくを並べるよりも比喩を使ってひと言で表現したほうが通じることが多い。例えば、「○○さんは優しくて可愛くて、でも謎めいてて・・・・」というよりも「猫みたいな人」という方が面白い。うまく比喩を使えるようになると表現がますます楽しくなる。

 

2014/03/19 09:51

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あきらめるのは簡単

2013年産米の食味ランキングにおいて、最も食味が良いとされる特Aを獲得した「ゆめぴりか」と「ななつぼし」。かつては北海道の厳寒の土地ではおいしいお米を作ることは無理!とされており、「やっかいどう米」とまで揶揄されたことも。全国を代表とするお米の産地になるとは誰が想像したことだろう?これは先人のたゆまぬ血と汗と涙の努力のたまもの。何事もあきらめるのは簡単だが・・・・。自身のことを言うと小学生のころ「作文」を書けなくて一時間の授業の大半、鉛筆を持ったまま固まってたことも。今では指導する立場に・・・。どの生徒も「昔は記述、作文が苦手だったけれど、今ではばっちり」と言えるよう応援していこうと固く決意をする今日この頃である。

2014/03/18 01:25

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