めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
児童書
久しぶりに「兎の眼」(灰谷健次郎著)を読み返した。かなり古い作品で、一応児童書ということになっているのだが、今現在の大人が読んでも全く違和感のない優れた作品だと改めて感じた。中でも、登場人物である小谷先生と足立先生の国語授業のやり方は本当に勉強になり、今後自分の授業にも参考にしようと思う。教師生活を17年間送られてから作家になった灰谷氏のご自身の経験を踏まえてるであろう描写。むろん、置かれた状況が違うので完全に真似をするわけではないが。読む時期、置かれた立場が違うと同じ本に対しての感じ方が違う。たまには昔読んだ絵本、童話、児童書を大人が読んでみると新しい発見があるかも?ぜひお勧め。
2014/05/28 12:17
習うとは倣うこと
以前に書いた「学ぶ」の語源は「真似ぶ」、と同じような内容になるが「習う」とは「倣う」ことである。つまり模倣し、それを覚えて自分のものにしていくことが大切。最初から完全に自力で考える、ひらめきを期待するといったことは大学に入ってからの学問で十分だと思う。つまり国語に限らずどの科目でもしばらく考えて分からない場合は答えを写し、解説を読み・・・そしてそれらを覚えていくのがよい。以前、ある生徒が定期試験直前になって社会のワークを解こうとしたら全く分からない状態、教科書を読んでガンバって答えを埋めよう!と大張りだったのを即座に阻止した。時間的余裕がない時期ならばなおさら、ワークが真っ赤になってOKなのでとりあえず答えを写してから「問われ方」「答え方」を覚えていく、つまり模範解答を倣うのが点数アップの近道。
2014/05/27 10:26
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タベルナとは・・・・
おしゃれな外観の飲食店の名前が「タベルナ○○」という看板を見かけることがある。は?「食べるな?」と不思議に思いつつお店に入ると、感じのいい店員さんがお水を持ってきてくれてオーダーをとる・・・。実は「タベルナ」とはイタリア語で「食堂・居酒屋」という意味だということが後日に判明という経験がある。この経験から、知らないことを知るということは大きな喜びである、一見「え???」と思うようなインパクトのある名前って印象に残るなあという2点を実感。いつも書いているように文章につける題名もインパクトのあるものが良い。ただし、ウケだけを狙った内容とかけ離れたようなもの、キラキラネームのごとく意味が通じない?といったものは避けるのは言うまでもない。
2014/05/26 01:57
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もしも・・・
過去の歴史や自分の生きざまにおいては「もしも・・・」はあり得ないが、頭の中で想像したり創造することはできる。今週の小学生クラスでは「もしもタイムマシンがあったら・・・」というお題で文章を書く練習をした。「いつに行きたいか」「なぜ」「どうなりたい、どうなっていたか」という要素を盛り込むという条件を出したところ、各自それぞれ個性的で面白い内容となり楽しませてもらった。もしも同じお題を大人に出したとしたら・・・おそらく「過去の○○に戻って、人生をやりなおしたい」といった内容が挙がりそうだが、人生経験がまだ浅い子供たちはみなそれぞれ明るい楽しい話題ばかりであった。たくさんの可能性を秘めた若者たちには明るい未来を切り開いていってほしいと願うばかりである。そのためのお手伝いを微力ながらさせてもらえるよう日々努力。
2014/05/25 09:43
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焦点を絞る
今月と来月は、小学生には「遠足」「運動会」と行事が続く時期であると同時に、それらの思い出を「作文」にする機会が増える。思い出が複数あるからといって、次から次へと日記のようにだらだらと書くのは「上手な作文」とは言えない。書きたい出来事を一つか二つに絞って、そのことを詳しく、自分の気持ちや感情を織り交ぜながら書くと読み手に感動を与えることができる。同じことが我が塾の方針にも言える。正直言って複数の科目を教えるほうが生徒は集まるだろうが、自分ひとりで出来ることは限られており、どれもが中途半端になるよりは。。。。と「国語専門」にしている。さらには小学生クラスに関してはこの時期に身につけてほしいことに内容を絞っており、学校の教科書内容に関しては各ご家庭にお任せという方針に敢えてしている。
2014/05/24 01:31
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「俳句」資料
ようやく「百人一首」に続き、「俳句」の資料が完成間近!膨大な俳句の中から、自分なりにこだわっていくつかの俳句を選ぶ作業はとても楽しかった。例えば「蛙」という季語が使われている俳句を二首並べてみると、季語は同じでもそれぞれが全く違った風景を詠んでいることが鮮明になり思わずワクワクする。資料作りは、塾講師にとっては当たり前?!の作業だが組織に属している時は使用するテキストなどなど様々な制約があった。が、今は全くの自由ですべて自分自身に委ねられているので最高に楽しい!(むろん、いろんな苦労もあるが。)独断と偏見で選んだ句をお披露目する日が間近、生徒諸君は講うご期待!?
2014/05/23 01:52
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コメントありがとうございます。そうなんです~~。想像力豊かなS君だったら鮮明に情景を浮かべるだろうなあ・・・・とニヤニヤしながら資料作りました。何気に「来週は俳句だよ」と言うと「俳句大好き」と嬉しいコメントをしてくれました。有難いことです。
2014/5/24 01:15 返信
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ゆかぽん → スポット@めむr国語専門塾さんへの返信
膨大な資料からの選出で、大変な作業だったと思います。しかし、先生がこだわって選ばれた俳句となると、とても楽しみです。こどもが、ますます国語に興味を持ってくれることでしょう。
2014/5/24 13:23 返信
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嬉しいコメント、本当にありがとうございます。毎日のブログが物語るように・・・要するに自分の「独断と偏見」での選出作業。最高に楽しかったです!
生徒さんそれぞれが、一つでも気に入るのがあればいいなとワクワクドキドキです。2014/5/24 16:51 返信
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タイトル
教育関係のメルマガをいくつか読んでいる。届くメルマガのタイトルは「運命を分ける 英作文」「秘密の情報 数学の問題集リスト」といったものが大半で、見ただけで「ああ、今回は英語だな」「問題集紹介だなあ」と分かるので場合によってはろくに読まずに削除することも。が、が、が今週のタイトルがいきなり「壺が出土しました」とある。「????」となり珍しくまじめに読み始めたところ、結論を言うとオリジナル教材の宣伝であった・・・。タイトルに騙されてまじめに読んだ自分がなんだかばかばかしくなったと同時に、タイトルにオブラートをかけることによって読者の興味をひきつける・・・・という手法には感心した。全く関係ないタイトルではいけないが、かといってダイレクトに親切すぎても時と場合によってはスルーされてしまう。うーん、文章につけるタイトルとは奥が深いと考えさせられる出来事であった。
2014/05/22 01:29
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極論
小学館の漫画雑誌に連載されている「美味しんぼ」の最終号の描写が問題になっている。環境問題を取り上げたとはいえ、特定の地域を貶めるような表現には賛同しかねる。作者や編集者にはそれなりの考えや意見、言論の自由があるとはいえ、倫理的にどうかと思うのである。さて、国語の問題に取り上げられている文章というのは「道徳的に偏ったもの」というのは出題されない。特に小学生対象の問題に関してはあらぬ誤解を招かないようにという配慮であろう。だから、選択肢の問題においてはあきらかに「道徳的におかしい?」という偏った答えは正解にはならないという暗黙の了解がある。迷った時は「極論」選択肢を外すということを実行すると正解率がアップする。
2014/05/21 01:11
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文章のセンス
昨日の午前中、仕事を休んで「大人向け文章講座」に参加してくださったTさん。現在、情報発信の仕事をされてるということから「文章講座」を受講。想像していた通りの知的センスのある本当に素敵な方で、一緒に学べること、そしてご縁をつないでくれたこのブログにもただただ感謝の一言である。今年の四月から部署が変わり、今まで以上に「文章」を書く機会が増えたとのことだが・・・。何気ない雑談からTさんは幼いころから個性的な、光るセンスをお持ちだったと判明。就職活動においては、そのセンスを高く買われたからこそ・・・今のTさんがあるのだと感じた。センスというものはむろん生まれつき備わっているものであるが、努力であとから身につけることができるものである。小学生、中学生諸君は今のうちから文章を書く練習を積んでおくと将来必ず役立つこと間違いなし。
2014/05/20 01:55
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国語と英語
何気に本棚を整理しているときに、20年以上前の参考書を見つけた。基本的には昔の参考書、問題集は処分しているのだが2、3冊だけカバーをかけて手元に置いており、そのうちの一冊。ゴマブックスの英語長文「例の方法」(有坂誠人著←現在は絶版)という本で懐かしくパラパラとみたところ。。。。「共通する単語のかたまりをみつけて、印をつける」「本文中と同じ言い回しを使っている選択肢を探す」「選択肢の中で仲間はずれを探せ」などなどという目次を見てびっくり!まさに現代文そのものの解き方!考えてみれば、ともに英語と日本語という違いはあっても共に「文章」を読んで答えるのだから、共通点があるのは当然。つまり、現代文をしっかりと勉強しておけば英語長文もやりやすくなる、むろん英単語を最低限覚えておく必要はあるが。
2014/05/19 07:13
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