めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
大根
今年は去年より9日間早い初雪が。寒くなると体を温める食べ物を体が欲する・・・その代表的なものは「大根」!ふろふき大根や、おでんにしていただくのが最高に美味しいと思う今日この頃。大根は体を温める、保存がきく便利な野菜。また、多くの消化酵素を含むため昔から「大根おろしに医者いらず」という言葉があるように、大根おろしは様々な面から体に良く薬効があるとされている優秀な野菜。が、が、「大根役者」とは、江戸時代の歌舞伎で下手な演技をする役者に対してつけられた蔑称で、大根がよくない意味として使われる。現在でも、演技力のない役者、芸のまずい役者をあざけていう語として使われる。語源については、大根の根の白いことを素人 (しろうと) に寄せていったもの、へたな役者を意味する「馬の脚」の脚から連想していったもの、大根はどのように食べても腹を壊さないので、へたなことと掛けて「当たらない」の意でいったもの、など諸説があるそうだ。食育では優秀な食べ物の代表として扱われる「大根」が、言語上では逆によくない意味で使われるというのが、なかなか興味深い。
2015/10/29 16:59
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コメントありがとうございます。プププッ!受けます~~~。大根足、いいじゃあないですかああ?!なんて言っている余裕は私にもありません。お互いに頑張りましょう。
2015/10/29 13:41 返信
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