小さな国語塾のつぶやき
アルファー、ベーター読み
文章の読み方には「アルファー読み」と「ベーター読み」がある。この二つは、外山滋比古(とやましげひこ)氏が著書「乱読のセレンディピティ」で提起した概念だ。「内容について、読む側があらかじめ知識をもっているときの読み方である。これをアルファー読みと呼ぶことにする。書かれていることがわかっている場合、アルファー読みになる。もうひとつは、内容、意味がわからない文章の読み方で、これをベーター読みと呼ぶことにする。すべての読みはこの二つのどちらかになる。」自分自身を含めて、大半の人は読書するときにはアルファー読みできるものを選ぶ。うっかり?ベータ読みしかできないような内容の文章に出くわそうものなら、読むことを途中で辞めてしまうことも。とはいえ、何事もバランスが大切!アルファー読みしかできなければ、文章を書く技術の上達は望めない。というわけで、最近は新ジャンルの読書に挑戦中。「読書の秋」!アルファ、ベーター読みの両方を試すにはもってこいの季節。
2015/10/27 14:22
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