小さな国語塾のつぶやき
粋な計らい
昨日、芽室図書館では面白い企画を発見。新刊コーナーの横に白い紙で包装された本がずらりと並んでいるのを見つけた。裏のバーコード部分だけ、紙がくりぬいてあり、表紙には数行の文が。職員の方が「これぞ!」と思った文章を抜粋し、本の紹介として数行だけ印字してあるのだ。つまり、装丁などなどはすべて隠してあり、本文の抜粋の文章から判断して気に入ったら借りるという、なんとも粋な計らい。吟味して一冊借り、自宅で包装を外してみたところ・・・。装丁や題名からだと絶対に自分は借りないだろうと思われる本であったが、内容はというと大当たり。装丁や題名は、読者に手に取ってもらえるように工夫されているが、ある意味それによって読者層を限定しまうという例。あらゆる情報を封印し、数行の本文だけで勝負するということは純粋に内容(一部だが)で読者をゲットするということ。このブログを書きながら、文章だけのこの地味なブログから国語塾に興味を持っていただけると嬉しいなあと妄想中。
2015/10/25 09:43
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