小さな国語塾のつぶやき
ホッコリ作文
芽室小学校では、昨日は学芸会だったため小学生たちは今日は代休。休み明けに学校で作文を書くかもしれないとのことで、知り合いの方から作文指導の依頼が。低学年のお子さんのため、短時間での個人指導を行ったのだが・・・・、出来上がった文章を読むと、とっても素直な良い作文だったためホッコリとした気分になり、嬉しかった。学芸会終了後に、T君は先生に「何パーセントだった?」と聞いたところ「95パーセント」との答え。それに対して思ったことや感じたことを書いてみるよう指導。T君は「ぼくは『100点だ』と思った。」先生としては立場上「合格点」を提示したのだろうが、彼は自分の頑張りに対して「100点」とつけており、この素直さと自己肯定感が「いなあああ」と思わずホッコリと温かい気分になった。その後に、なぜ100点と思うかを書いてみるよう指導。客観的にも、文章としては①明確な会話文がある②事実とそれに対する感想がきちんと書かれているという二点において、本当によくできた作文だなあとつくづく感心。技法も大切だが、素直に自分の気持ちを書くことが作文では大切だと改めて実感。作文や読書感想文ではついつい事実やあらすじに偏りがちなので要注意。
2015/10/19 14:19
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