小さな国語塾のつぶやき
解答用紙を汚す
「これって接続語かなあ?」と独り言を言っているK君。接続語をチェックしながら読むように指導したときのこと。接続語には必ず印をつけてほしいが、それ以外でも気になる、本文の内容を理解するのに役立ちそうな言葉には基本的にはすべて印をつけてほしいと伝えた。素直なK君はすぐに接続語はもちろん、キーワードなど見つけて一生懸命に印をつけながら解いていった。逆にいくら言っても「汚したくない」と印をつけないタイプも稀に存在し、理由は「どう書いたら良いのかが分からない。自信がない。観ただけで分かる。面倒くさい。」などなど…。でも、最初は誰だって書いたことはない、とにかく最初の一歩を踏み出すことが大切。慣れてきて自分なりに印のつけ方を工夫できるようになるころには、論理的思考が身についている。ある程度の学年までは「なんとなく」「直感で」解けていたものも、それが通用しなくなる時が来るので「解答用紙を汚しながら解く」ことを実践するべし。
2015/10/11 03:20
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