小さな国語塾のつぶやき
竹取物語
芽室中学校1年生ではつい最近、「竹取物語」を習い始めたと生徒から聞いた。学校や先生によって進度や、学習する順番は違うのだが、芽室中学校に関して言うならば「粋な計らいだなあ」と思う順番。竹取物語はご周知のとおり、竹の中にいた女の子が成長して月に還っていく物語。月と言えば国語では「秋の季語」、日本では「天高く、馬肥ゆる秋」と言うように、秋の空気はとても澄んで空が高く見え、秋は月がとてもきれいに見える。神事と結びついた伝統行事「中秋の名月」は、月の美しさを愛でる楽しさを思い出させてくれる。今年の中秋の名月は27日(つまり明日)で、28日は満月、しかもスーパームーン。 地球からの距離が最も短くかつ満月(新月)になったときの月がスーパームーン。簡単に言えば、いつに増してとても大きく見える満月というわけで、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカなど大西洋地域では、このスーパームーンに皆既月食が重なる。明日明後日は一年で一番美しい月を見ることが出来るかも?かぐや姫が作られた平安時代に思いをはせながら月を眺めてみてはいかがか?
2015/09/26 17:27
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です