小さな国語塾のつぶやき
右脳、左脳
一枚の絵を、数名の被験者に見せたとする。ある人はその絵を見て、「きれいだな」という感想を抱く。またある人は、絵を見せただけでは何も感じない。絵の横についている解説キャプションを読んでから、「ああ、すごい作家が描いた、いい絵なんだな」と考える。(「高学歴なのになぜ人とうまくいかないか」加藤俊徳著 P53から抜粋)。この二種類の反応は、どちらが正しい、間違っているというわけではない。ただ、後者のような、十分な説明なしでは価値判断が出来ない「左脳」に偏りすぎるのは問題ありだと思う。むろん、逆もしかりで感性だけが発達する・・・右脳偏重型だけでも不都合。つまり、車の両輪のように何事もバランスが大切ということか。国語の決まりきった解き方パターン(左脳)、感性を伸ばす(右脳)の両方を楽しく磨けるようお手伝いしたいと常日頃思っている。理想だとは思いつつも少しでも理想に近づけるよう日々努力。
2015/08/27 15:31
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