小さな国語塾のつぶやき
小豆
連日暑さがすさまじく、どうしても疲れやすくなる・・・。こういう時は冷たいものはもちろんのこと甘い物を食べたくなる、自身としては幼いころから口にしていた「御座候」の回転焼き(今川焼、大判焼きという一般名称)が欲しくなる!とはいえ、「御座候」の本店は兵庫県で、北海道では札幌でしか扱っていないのですぐにというわけにはいかず残念。さて、回転焼きに使われるのは当然「小豆」がメインだが、なぜ「小豆」と書いて「あずき」と読むのか?「大豆」と書いて「だいず」と読むならば「小豆」は「しょうず」であって「あずき」と詠むのはおかしい?と疑問に思ったことはないだろうか?地域によっては「しょうず」と読むそうで、それは納得。「養生訓」で有名な貝原益軒(江戸時代の学者)の説では「ア」とは赤色のことで「ツキ」「ズキ」は溶けるという意味だそうだ。要するに、赤くて他の豆よりも早く柔らかくなることから、アズキと呼ぶようになったという。意味から読みが決まった熟語や漢字は一つ一つ頑張って覚えるしかないが、その時に丸暗記ではなく由来を調べることは意外と楽しい作業。
2015/08/04 14:30
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