小さな国語塾のつぶやき
本選び
中学生の生徒たちから次のようなコメント、相談?があった。「自分は○○を読んで読書感想文を書こうと思ってるんだけど、お母さんが別の本にした方がいいって言うんですが・・・。」「お母さんが△△を勧めてくるんですが、自分は××を読んで読書感想文を書きたいんですがどうしたらいいですか?」などなど。結論から言うと中学生ともなると自分の「意思」があるので、いわゆる書きやすそうな本、有名な本を親が子供に勧めるのはどうかと思う。むろん、本人がどれを読もうかと迷っており、相談を受けたならば話は別。そうではなく、本人が本を決めており、さらには読み進めている状態では口出ししても無駄だろう。仮に、親が勧めた本を読んだとしても本人の意思に反しているわけだから、本音、人の心を打つような感想文を書けるわけがない。また、いわゆる「書きやすそうな本」というのは複数の人間が読んで感想を書いており、感想内容がよく似ている・・・。逆に「え?あの内容のあの本でよくここまで書いたなああ~」という場合もある。中学生以上のお子さんをお持ちの保護者は、その点をよく考えて、子供に任せるのが良いと思う。
2015/08/02 13:58
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