小さな国語塾のつぶやき
「台風の目」「アレルギー反応」
「現在強い台風第11号は、日本の南を北上しており大東島地方では14日夜のはじめ頃から、小笠原諸島では15日朝から、大しけとなる見込みです。高波に警戒してください」というニュースを聞いた瞬間にふと思いたったのが「台風の目」。ご周知のとおり「台風の目」とは「台風の中心の風が弱く雲が切れた区域で、晴天。」慣用句としては「激しく動いている物事の中心にあり、それを引き起こす原因となっている人や物。つまり影響力が大きい物事。」を指す。また「アレルギー反応」という言葉も二つの意味があり、単純に「生体が特定の物質(抗原)に対して抗体を作り、再び同じ抗原が入ってきたときに起こる抗原抗体反応のうち、病的な過敏反応のこと。」という生物学的な意味のほかに、慣用句として「 ある物事に対する精神的な拒絶反応。」となる。中学生以上になるとこれらのような、ひねりの効いた表現や慣用句を一言書くだけで読者に対してかなりのインパクトを与えることになる。とはいえ、まだまだ人生を十数年しか生きていないのだから「パッ」と思いつかないだろうからこそ、添削時に一言アドヴァイスする予定。講ご期待!?
2015/07/15 02:50
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