小さな国語塾のつぶやき
「神返る」
「考える」の語源はの諸説は色々とあるがそのうちの一つを紹介する。「考える」の語源は「神返る」あるいは「神迎える」だとか。迎えるは向き合うという意味で、考えるのは、神と向き合うことで、「そうか、分かった!」と考えつく、考えが湧くことで、実は自分が考えたことは神様から頂いたものという思想。生物学的に言うと「脳のどこそこ部分が働いて、今までの経験などの情報を統合して整理整頓することによって閃く」となるのだろうが、考え方として「神様が閃く」→「一人ひとりの中に神様がいる」と思うとなんだか不思議な気分になり、どうしても考えに行き詰っても必ず何とかなる?!という安心感が芽生えてきそうだなあと感じる。また、言葉の語源を探っていくと昔の日本人の思想や感じ方を共有できるような気がして興味深い。
2015/07/14 14:25
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