小さな国語塾のつぶやき
足し算で覚える
子供の勉強を含め、あらゆる面で育児を頑張っているご近所にお住いのMさん。先日、「2番目の子供が漢字が苦手で・・・。子供は算数が好きなので、算数のように『この漢字は三本の線に日を足した形・・・』というように教えてみようと試行錯誤中」といった内容のことをおっしゃった。それを伺い、「なるほど!!!理に適っている」と勉強になった。漢字が得意な子もいればそうでない子もいる、何気なく覚えられるならばそれでいいのだが、形が苦手・・・といったタイプには先の方法が有効である。なぜならば、複雑な漢字の全体をいきなり覚えようとすると混乱するからであり、本人にとって難しいと思える箇所を重点的に覚えることが記憶の一番の近道。例えば「姉」という漢字の場合「市」の部分が苦手だったならばそこに丸印を入れてしっかりと記憶に定着させたり、何度も「姉は女+市」と言った具合にインプットすると思い出しやすくなる。さらには「市」という字が含まれるから「姉妹」は「しまい」(姉は「し」とも読む)と学習できる。ただし、言うまでもないがどんなに素晴らしい方法でも「繰り返し練習すること」が重要。その点Mさんはきちんと実行される方なので、今後の成果を伺うのが楽しみである。
2015/06/24 13:51
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