小さな国語塾のつぶやき
書いて丸暗記
お笑いトリオ「パンサー」の向井慧さんは「ひたすら書く」という勉強法をとったという。「出来ない問題を確実につぶしていく方法を考えるのも楽しかったです」(朝日中高生新聞 6月21日付)。単語、漢字を覚える時に何度も書くという作業をしている人は多いだろう。実は記述に関しても「ひたすら正しい答えを書いて覚える」ということが有効になってくる。「え?正しい答えを書いて丸暗記したとしても、同じ問題が出てくるチャンスはほとんどないのでは?」という意見が聞こえてきそうだが、書いて丸暗記するメリットは①おおよその文字数の感覚がつかめる②書くスピードが速くなる③型を身につくという3点である。ぜひ試してみてほしい。また、記述内容を丸暗記という方法は理科と社会では特に有効で、一度覚えてしまえば「ヤッター!また出た!」と嬉しくなること間違いなし。実際に先日の中学の学力テスト前に「炭酸水素ナトリウムを加熱するときには、なぜ試験管の底を上げて加熱するか」(答)「発生した水が逆流して試験官が割れるのを防ぐため」と丸覚えするようにと生徒に何気なく言ったところ、ドンピシャ!そのままの記述がテストに出たらしく、喜んで報告してくれた。どんなことも、だまされたと思ってまずは実行!
2015/06/21 15:03
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