小さな国語塾のつぶやき
有望株?!
今週の月曜日、運動会の代休の日に「運動会の作文を前もって家で書いたので見てほしい」という依頼を受けて低学年のお子さんと保護者の方がお見えになった。本人は国語よりも算数の方が好きとのことで、保護者の立場としては「自分の子供はどうなんだろう」と懐疑的な気持ちがおありのようだった。が、が、が、一言で言うと子供さんが書いた作文は本当に上手でびっくりした。どこが上手だったかというと①テーマを2点に絞っている。リレーとそれに絡めて、応援に駆け付けてくれた身内のことなど②自分の気持ちを具体的に書いている。この二点が素晴らしかった。当の本人はさほど意識せずに書いたと思うのだが・・・、だからこそ「おおっ、なかなかセンスがあり有望だなあ」と感心した。段落の書き出しを一マス空ける、登場人物と自分の関係を説明していないなどといった技法的なことを指導したところ、すぐに本人が正しく一生懸命に書き直し←(拍手)。「書くのに時間がかかる」「本人が国語や作文などを苦手と思っている」からと言って苦手と判断するのは早計。むろん、作品に対しての判断や好みは分かれるところだが、とにもかくも学年が低いうちから「苦手」と決めつけるのを避けると意外と隠れた才能が開花するかも?!
2015/06/11 10:53
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