小さな国語塾のつぶやき
武士道
「武士に二言はない」【意味】武士に二言はないとは、武士は信義と面目を重んじるものだから、一度口にしたことばを取り消したり、約束を破るようなことはしないということ。「武士は食わねど高楊枝」【意味】武士は食わねど高楊枝とは、たとえ貧しい境遇にあっても、貧しさを表に出さず気位を高く持って生きるべきだということ。また、やせ我慢することのたとえ。これらの慣用句が示すように、武士とは「潔さ、気位、信義」を重んじるとされている。→武士とは潔い最期(死)を迎えることが大切で、敵に「命乞い」をしたり死ぬことを恐れるのはタブー、最後まで守るべきものは名誉、誇りであるというのが武士道。そういう思想や時代背景を知ったうえで古文の軍記物を読むと理解できる、言い換えると時代背景を知らずに軍記物の演習をしたところ、間違った答えを選んでしまうことも。また、試験に出される軍記物は言うまでもなく「平家物語」だが…時代背景の理解が必要なことのみならず、和漢混交文で書かれているため中学生にとっては読みづらいものとなっている。逆に言うと平家物語をなんとかクリアできれば古文はかなり上達したといえる、ファイト!
2015/05/09 04:45
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です