小さな国語塾のつぶやき
こどもの日
5月5日は端午の節句、「こどもの日」である。午の端は月の端(はし)で始まりという意味★午と5が通じる★菖蒲と尚武が読み方が同じ★鯉のぼりは、「黄河の急流に竜門と呼ばれる滝があり、その滝を登ろうと多くの魚が試みたものの登れたのは鯉だけで、登り切った鯉は竜になった」という中国の故事が元★柏餅は、「柏の木は新芽が出ないと古い葉が落ちないため、子孫繁栄を象徴するものとして縁起がよい」など、きちんとした意味が込められている。由来を知ると、日本人は縁起と「語呂」を大切にする風潮があるなあと感じる。さて、ン十年前に勤めていた塾の塾長が「教育=共育」だとおっしゃっていたことを思い出す。教育→「教え育てる」ことも大切だが、未来を担う子供たちと共に大人も育つことが一番理想的なのでは?と感じる。実際に「教える」という仕事をしつつ子供たちから「教えられ」て自分自身が育っていると実感することも多い。「こどもの日」には若い世代とともに「元こども」も未来に向かって育つことを意識したいものだ。
2015/05/05 04:39
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