小さな国語塾のつぶやき
桜=はかない?
先日、友人とドライブ中、あちこちで美しい桜が咲き誇っており本当に癒された。北海道で桜が咲いているということは、当然本州では桜は散ってしまっているというわけであって・・・。桜と言うと「はかなく散ってしまう」代表的な花として昔から日本人はとらえており、かの有名な小野小町は「花の色は うつりにけりな いたずらに わがみよにふる ながめせしまに」と詠んでいる。美しくもはかない桜の花に自分の姿を映した心情が、歌を通して我々の心にじんわりと響く。ところで、知人からのメールに「なぜか桜って男性的ですね。大胆に見事に咲き誇り、潔くあっという間に散る。武士道につながるイメージがあるからでしょうか・・・」というメッセージが。和歌などから「桜=女性的、はかない」と思い込んでいた自分自身だが、ガーンと一撃をくらったような衝撃を受けた。なるほど!そういう見方もあったのかと。いろんな視点から物事を見ると、新しい発見があるものだとつくづく実感。明日から始まるGW、日ごろできない体験などをして新しい視野をつチャンスになればいいなと思う。※誤字訂正を5月8日にしたため、ブログ日付と内容のズレが生じている、ご了承のほどを。
2015/05/08 03:33
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