小さな国語塾のつぶやき
予測・勘
今日の北海道は4月だというのに、真夏日。4月に真夏日になるのは17年ぶりで史上二番目だとか・・・。天気予報などから真夏日対策をとって、半袖といういでたちの人々が街中で目立った。つまり、予報や予測をすると物事に対して備えることが出来る。さて、先日の中学生クラスで「配慮」という言葉の意味が分からなかったため、正しい選択肢をなかなか選べなかった生徒がいた。正しい選択肢の中には「兄の優しさに触れて・・・」という表現があり「配慮」の言い換えが「優しさ」と分かれば解ける問題で、配慮の意味を教えた途端に正解に。さて、漢字の読みが分からない場合は「つくり」が同じだとたいていは予測がつくだろうが、意味についても使われている漢字で予測がつく。例えば今回の場合、①「慮」には「思う」「心」という字が入っている②「慮」の使い方として「遠慮」「苦慮」「考慮」「思慮」などがある。①②から「配慮」は「心配り」だということを推測できる。とはいえ、②については中学生ぐらいだとまだまだ思い付かないか。でも、漢字は表意文字ということから何とか頑張って①のパターン、そして正解へとたどり着くよう「勘」を磨いてほしい。知識も大切だが勘も大切。
2015/04/27 14:03
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