小さな国語塾のつぶやき
キーワードの効用
長文読解、特に論説(説明文)や随筆では「キーワード」を探せるかどうかが明暗を分ける。特に中学生には口酸っぱく「読む前にキーワードを抑えておくこと」と指導し、国語のテキストとは関係ない一般書を用いて適当なページを開けて、パッと見た瞬間にキーワードを見つけるという演習も時々やっている。本文を見た瞬間にキーワードを探すことを習慣にしておくことは様々なメリットがある。今までにも紹介したが、改めて次の四点を紹介する。①本文の大筋が分かる②場面の変わり目が分かる③どんな文章を目の当たりにしても重要な個所を見つけやすくなる④英語の長文読解に役立つなどなど。④については今回初めて紹介するのだが・・・。中学3年生ぐらいになるとそれなりの英語長文を読み、内容と合ってるどうかを問われる。その時に、日ごろからキーワードを探す訓練をしていると、英語の選択問題に使われている単語と同じ単語や言い回しがどのパラグラフにあるかをパッと見た瞬間に分かるように。極端な話、単語の意味があやふやでもヒントとなる文章を見つけることが出来れば選択肢と本文を見比べて・・・・とやってみると正解にたどり着きやすくなる。そんなこんなで国語力を伸ばすことは本当にいろんな場面、科目にも役立つということを自覚しつつ勉学に励んでほしい。
2015/04/22 02:28
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