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小さな国語塾のつぶやき

枕詞

4月中旬だが、ここ2、3日寒い日が続いている。早く暖かい日が続いてほしいと個人的には思うが、桜開花のためには寒波が必要・・・なので、ここは「忍」。さて、春の日にふさわしい名句を一句紹介する。「ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心(しづごころ)なく 花の散るらむ 紀友則(33番) 『古今集』春下・84【 現代語訳 こんなに日の光がのどかに射している春の日に、なぜ桜の花は 落ち着かなげに散っているのだろうか。】 情景が目に浮かぶ、非常に視覚的で華やかな歌でありながら、同時に散り行く桜の哀愁もどことなく感じられる(対比)、また桜が散る様子を擬人的に表現しているという素晴らしい歌で、紀友則は古今集の撰者だったが、この歌は古今集の中でも特に名歌とされていたという。さて、書き出しの「ひさかたの」は「光」にかかる枕詞。枕詞のペアは頑張って覚えなくてはならないが、そんな時に役立つのが百人一首。再三述べているが、百人一首は古典を勉強する上でとっても役立つ教材になる。というのが、枕詞のペアだけを覚えようとしても大変だが、枕詞が使われている和歌そのものを何度も詠み、できることならば暗唱するぐらいになると自動的に枕詞のペアが頭に入っており、さらには他の重要表現なども学ぶことが出来るからである。ちなみに百人一首の中で使われている枕詞は次の物である。・しろたへの→衣、雪・あしひきの→山・ちはやぶる→神・ひさかたの→光、雲居。これらの全文については各自で確認を。

 

2015/04/18 03:47

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