めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
顔晴る
最近、本やブログなどで「頑張る」ではなく、「顔晴る」という言葉を目にする。「ガンバル」の当て字なのだが、なるほど~と妙に感心している。人間は、一生懸命頑張ってるけれど結果が出ない時や頑張りたいけれど頑張る気力がなかなかわいてこない時に「頑張って」と言われると正直言って戸惑う、あるいは怒りすら湧いてくる。そんな時に「顔晴って」というメッセージを目にすると「あ、なるほど!きっと今、怖い顔になってるだろうからせめて晴れるように笑顔を作ってみよう」という気分になる。「笑う門には福来る」という諺の現代版?とでもいうべき表現。漢字は表意文字なので、使う文字によって意味が変わってくる。試験中に間違った漢字を書くのはよくないが、日常生活で自分にとって元気になるような「当て字」にして使うのは素敵なことだと思う今日この頃。
2015/02/21 12:41