小さな国語塾のつぶやき
自分だけ分かっているのはタブー
文部科学省、教科書検定の関係者などに言いたい。中学数学の「記号」について、アルファベットだけではなく元々の意味を表記してほしい、と。面積=S(square measure),体積=V(volume),母線=l(line),半径=r(radius)といった具合に。一体何人に聞かれたことか?「なんで面積はSなの?」と。極めつけは連続する整数について。。。。連続する偶数を2n,2n+1となると、現役中学生で数学に対して苦手意識を持っているタイプだと「何このnは?なんでnなの?わけわかんない~~~~」となる。とりあえず納得しないことには次に進めないので「おそらく、ナンバー(number)の頭文字だよ」と説明している。丸暗記すればいいことだが、人間は納得しないものを覚えて自分のものにするのは難しい。さて、文章を書くときに気をつけなくてはならないのは「自分だけが分かっていても、きちんと伝えないと相手には分からない」ということ。いつ、どこで、誰が、何のために・・・をしっかりと意識する必要がある。教科書を作る人は、それを使う人、年齢、などをもっと考慮すべきだろう。
2014/03/30 02:02
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