めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
言葉の順番
「順番次第で印象が変わる・・・『実直だが、仕事が遅い』『仕事は遅いが、実直だ』ではずいぶんちがう。いい言葉で締めてもらえば株は上がるし、悪い言葉なら逆になる」(朝日新聞 天声人語 3月27日付より)。国語的に言うと逆説の接続語や助詞の後に意味が強まる。そのことをしっかりと意識して読解をするとどんなに長い一文でも、実は後半が大切だと分かり気が楽になる。ちなみにサラリーマン世界においては、上司が部下に注意するときは「まず褒めてから、注意する」といった指導しているノウハウ本がある。いい言葉を最初に持ってくるか終わりに持ってくるかはケースバイケースで。
2014/03/29 01:24