めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
木を見て森を見ず
「木を見て森を見ず」ということわざがある。森の末梢部分にこだわりすぎて、本質や全体をとらえられないことのたとえ。これは国語の長文読解にも同じことが言える。一文字ずつ、一行ずつ理解しようと一生懸命こだわりすぎると逆に理解できなくなる。それよりも、段落ごとに遠くから全体を眺めると「キーワード(何度も使われる言葉)」が浮かび上がってくる。こうなるとしめたもの。段落ごとのキーワードをつなげるだけで本文のおおよその言いたいことが分かる。むろん、最初からぱっと見てキーワードが分かるわけではないが、練習を積めば「遠くにいる獣の動く影を一瞬でとらえるマタギ(猟師)」のようになるだろう。ぜひお試しあれ。
2014/03/27 12:33