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小さな国語塾のつぶやき

「杞憂」&相談する相手を選ぼう

「杞憂(きゆう)」と言う言葉がある。意味は「心配する必要のないことをあれこれ心配すること。取り越し苦労。(中国古代の杞の人が天が崩れ落ちてきはしないかと心配したという、「列士」天瑞の故事から)」。出来ることならば、何も不安を抱いたり心配をしたりせずに日常を過ごしたいけれど・・・そうはいかない。どうしても、人間は起きもしない将来の不安を必要以上に大きく感じてしまう。禅の考え方によると「感じる不安の9割は怒らない」そうだが・・・。とはいえ不安があるからこそ最悪の事態についての備えが出来るわけで、命にかかわる場面では必要以上に不安を感じる方が生物としては正しい選択だったといえる。また、勉強においても「試験で失敗したらどうしよう」と感じるからこそ、必死で勉強する。「○○校、△△大学に入りたいから勉強する」とは言いかえる「○○校、△△大学を不合格になりたくない、不合格になるかも?」という不安や心配があると言える。つまりは「不安」「心配」とうまく付き合っていくことが理想なのだろう。となると、「不安」「心配」を消すのではなくどうやったらうまく付き合えるのか?が個々人の課題となる。さて、本日(2018.4.21付け)の朝日新聞のbe「悩みのるつぼ」の回答が素晴らしいと感じたので少し紹介する。(相談者)「いじめられた記憶でつらくなる」(回答者)評論家 岡田斗司夫氏は次のように答えている「あなたをいまだに苦しめる正体は『またいつか、同じことが起きるかも』という無意識のアラーム音です。無意識はまだ『非常事態宣言』を解いていないからです。(中略)つまり以前よりずっと強くなったあなたは、もう同じ目に合うことはないんです。どうか安心して、さっさとアラームを切っちゃってください。」(引用終わり)。この回答を見事だと感じた理由は二つ。①分かりやすい「たとえ」を用いつつ根拠を明らかにしている②文章そのものが分かりやすい!!!この2点に尽きる。そもそもが本当に心配性のタイプだと「誰に相談しよう?拒否されないかな?」と不安になるのだろう。個人的には「誰に相談しよう?」と不安になってあれやこれやと画策することは大いに結構、むしろ人選をすべきだと思っている。

2018/04/21 18:29

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