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小さな国語塾のつぶやき

漢字は謎が多い

漢字には「謎」が多いとつくづく感じる。時代と共に表記が変わったり、下手すると点が減ったり・・・はたまた「当て字」がゆえに読めない言葉もあったり。そんな中、若松若水先生が漢字に関する興味深い記事をお書きになっている(4月11に付け「謎」は謎の漢字)。さて、時代ともに表記が変わった例としては「大坂」☞「大坂」がある。自分自身が中学生時代に社会のテストで「大阪」と書くべきところを「大坂」と書いてしまったことがある。自己採点していたときに間違い?!を見つけてしまい大騒ぎしていた所、母が「昔は『大坂』と表記していたし今でも決して間違いではないと判断されると思うよ。」と言って、実際に「大坂」でも正解になってホッとしたことを今でもよく覚えている。☜心の広いK先生!ありがとうございます~と今でも感謝している。確か歴史の時間に「大阪の陣」ではなく「大坂の陣」と習ったような気がするし・・・と思いながら、いつから「大阪」になったのかを調べて見たところ次のようなことが分かった。【江戸時代の後半は、「大阪」と「大坂」が併用されていたのです。ただし、比率からいえば「大坂」の方が圧倒的に多かったようです。それが変化するのは明治維新のときです。明治元(1968)年、といっても正確にいうと元号が明治に変わる前の慶応4年の5月2日、「大阪府」が初めて設置されますが、そのときの公印には「阪」の字が使われてたといいます。しかし、その後も「大阪」と「大坂」が併用される時期は続き、最終的に「大阪」に統一されるのは、明治20年ごろだとされています。】(漢字文化資料館より引用)ちなみに、「坂」から「阪」になった理由は①「坂」を分解すると「土」と「反」に分けられる。これは「土に返る」と読めるので縁起がよくない②「士(さむらい)」が「反する」と読めるので、明治政府が「坂」の字を避けた、といった様々な説があるそうだ。いずれにしても、「坂」という字が原因で改名したらしい。こういった何らかの事情があるから漢字表記が変化するわけだが、若松先生もおっしゃっているように「漢字の変遷・事情」をきちんと分かっている教師や指導者がどれほどいるのか?大手企業の模擬試験などは複数人で採点をするけれど、学校などの場合は一人の先生が採点する。それゆえ意外と採点ミスが多く、そういった事情を意外と生徒は見ているものだ。自省を込めて、日々勉強!

2018/04/12 13:38

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