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小さな国語塾のつぶやき

「自負」と「悲願」

漢字は表意文字なので、漢字そのものや熟語を見るとおおよその意味が分かるのでとっても便利だが、若かりし頃は勝手に意味を解釈していたこともチラホラ。あるいは「???」ということも。代表的なのが「自負」と「悲願」という熟語。「自負」は本来は「自信と誇りを持つ」という意味だが、若かりし頃は「自負」≒「自分に負ける」≒「自信がない」だと思い込んでいた。そう、恐るべきことに全く真逆の意味でとらえてしまっていたのだ。実は「負」には「まける」の他にも「後ろ盾とする・頼みとする・背負う」という意があり、誰かを頼みとするわけではなく自分自身を頼みとするという意味。つまり「自負」はある種の決意のようなものを意味する熟語なのだ。思わず、紛らわしい字を使わないでよ~と正しい意味を知ったときに憤ったものだけれど、今は思う。「負けたり失敗することを繰り返すことによって自信と言うものが生まれるので、この熟語は意味深長だなあと」。失敗したり負けたりするのは極力避けたいのだけれど、それらがないと成長しないというのも事実。まさに「勝つ」と「負ける」は表裏一体。同様に「悲願」についても若かりし頃は「悲しい願い???どんな願い?分からない」と思っていた。正しい意味は「① どんなことがあってもなしとげようと思う悲壮な願い。 ② 仏・菩薩ぼさつの大慈悲にもとづく誓願。阿弥陀仏の四十八願、薬師如来の十二願などの類。 」(大辞林より)。つまり「悲」は「悲しい」ではなく「悲壮」☞「強い、切実な」願い、「慈悲の願い」というのが本来の意味。これについても今なら分かる。。。厳密にいうと実感できると言ったほうがいいかもしれない。のんきに「~したいなあ。~になるといいなあ。」という軽い願いではなく、心底「こうありたい、こうなってほしい」切実な願いの時は「楽しさ」よりも「悲壮感」の方が強い(少なくとも自分は)。そして何か願いが叶うときは必ずと言っていいほど「周囲の力添えのおかげ」があってこそなのだ。自分一人でどんなに頑張っても頑張ってもたかだか知れている・・・、周囲の「慈悲深い」働きや力添えのおかげとしか言いようがないことばかり。長く生きてきたおかげで「人様に助けていただいているおかげで今の自分がある」と自負している。ちなみに「悲願達成」までにはまだまだ道半ば!頑張ろうっと。

2018/03/26 16:37

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