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小さな国語塾のつぶやき

「小論文」はよい訓練!

「小論文」を書くことは難しく、それらを採点、指導するのも難しいと客観的には感じる。主観を入れると「小論文」を書くこと、指導すること共に「論理的思考」突き詰めていくと「脳」の最高の訓練になると感じる。昨日、生徒が複数の小論文を持参し・・・ほとんどは合格点!思わず「これは学校の先生に一度見てもらい、その後書き直したの?」と聞くほどの出来栄えが複数。特に書き直しなどはしていないそうで、この時期にあそこまでの文章を書くことができるのは大したものだと本当に嬉しくなった。さて、ただ一本だけ惜しい作品が。テーマは「変えたほうが良い日本の伝統について、自分の体験など、具体例を挙げて論じよ。」。結論を言うと生徒が述べた内容は「和を大切にする、しすぎる」日本の伝統を改善し「個」をもっと大切にすべきだという論であった。文章の流れとしては、キーワードがきちんとあり「合格点」、文章構成は「可」、トータルとしては「まあまあ」の出来だったのだが1点だけが惜しかった。それは、最後の結論部分に「ぬるま湯につかっている日本人気質を変えるべきだ」という表現があったこと。ここまで書くと言いすぎ、そもそもが「日本人気質とはいかなるものか?」と聞かれているわけではない。生徒自身の体験から「日本人はぬるま湯につかっている」と思ったならば、体験談のところで「私は、日本人はぬるま湯につかっている気質だと感じました」と書くべきであって、結論部分で「日本人の気質」として言い切るのはやりすぎ。体験談を思い出しながら書いているうちに少々ヒートアップしてしまったようで、それをそのまま表現した結果だ。というわけで当日(明日)は自分の体験について、自分が思ったこととして過激な(?)表現をするのはいいけれど、母体数が大きいもの(日本人、外国人、特定の地域など)については一面的な自分の考えや意見で言い切るのは危険だということを指導した。これは小論文に限らず日常生活においても言えること。人間は感情の生き物なので自分の願望、要求があるのは正常だがそれをどこまで押し通すか?この場合はどうか?などを冷静に判断する必要があると昨日の指導を通してつくづく感じた。短期間にここまでの量の小論文を仕上げた生徒は今だかつていなかった。だから本人と保護者様に「これほどまで頑張ったんだから大丈夫!という自信をもって試験に臨んでね!」と伝えた。ああ、吉報が待ち遠しい。

2018/02/24 16:42

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