めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
「正直者の頭に神宿る」
「正直者が馬鹿を見る」とは反対の意味の諺で「正直者の頭に神宿る」という諺がある。意味は「日頃まじめに働く正直者には必ず神や仏の加護があるもので、そのおかげで物事は順調に進んでいくものだ。」となる。反対の意味を持つこの二つのの諺はケースバイケースによって使い分け・・・両方共が正しいと実感できるだろう。さて、後者の「正直者の頭に神宿る」に関して本来の意味とは少々ズレるけれど・・・個人的に「正直」というのは人様に対してのみならず自分に対して!が大切で、自分に「正直」でいると「神や仏の加護☞順調に進む」のかなあとここ数年感じている。つまり自分の本心、特にネガティブな本心を無視し、無理やりそれらを封印して行動するよりも自分のネガティブな本音をもしっかりと認めて受け止め、その結果自分は一体どうしたいのか?と考えることは大切だと思うのだ。(※くれぐれも「勉強したくないと自分の心が思っている☞だから勉強しなくていい」というわけではない。そこから掘り下げて「勉強嫌だ、やめたい(本音)」☞「勉強を全くしなかったらどうなるか」☞「今は楽だけど・・・・」ときちんと分析すること!)さて、ネガティブな感情を持つのを潔しとしない風潮が長い間世の中にはあったし、ネガティブな感情を丸出して周囲に迷惑をかけるレベルまで行くのどうかと思うけれど、少なくとも自分自身の内面のネガティブな感情を自分で認めること自体はとっても良いことだ思う。自分の本音を無視し、ウソをついて行動していると遅かれ早かれひずみが出てくるだろう。自分に「正直」に行動することによって人が離れていくかもしれないけれど、それはそれで構わないとすら最近は思う・・・。☜我ながら怖い(苦笑)。そんな時にとっても興味深い取り組みをしている高校生二人moodyshopのブログ記事を読み、素敵だなあ~~~とひそかに(?)応援している。内面のモヤモヤした気持ちを言語化するのは意外と時と場合を選ぶし、自分だけの手帳や日記に書きなぐるのも面倒くさいというときに自分にピッタリの「イメージ」のシール、ステッカーを手帳に貼るというのはなかなか斬新なアイデア。人が何と言おうと、人からどう思われようとも「自分に正直に」というのは大切な要素かなあと思う今日この頃。
2018/02/07 14:46
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