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小さな国語塾のつぶやき

「疑う」☞「納得する」☞「自分のものに」

中・高生の年齢の頃は勉強法に関しては「時には疑いながら」自分の勉強法を確立してほしいと常日頃思っている。これが「道」という字がつく伝統芸能などは、まずは「基本」「決まり」「しきたり」が大切なので極端な話、疑問を持つよりもまずは弟子として「学ぶ姿勢」を示すべきだと思うけれど。なぜこんなことを今日の記事で書くか?昨日付(2018.2.3付け)の十勝毎日新聞内の書評欄で次のような文章を見つけ「我が意を得たり」と思ったから。「残酷すぎる成功法則」エリック・パーカー著について(引用始まり)「特定の法則を金科玉条とするよりも、臨機応変に使い分ける大切さとその具体的手法こそ納得できる。」(引用終わり)。正直言って万人に当てはまる「成功法」「勉強法」なんてあるわけがない、もしもあるならばこんなにも成功法や勉強法のマニュアル書が世の中にあふれているわけがない。とはいえ「○○法」には少なからず素晴らしいエッセンスが含まれているのも事実で、それをいかにして自分の中で消化して自分のものとするかが大切だと思っている。だから、授業では自分が長年勉強した中で「ベスト」と思える読解法や手法を惜しげなく生徒たちには伝え、「こういう方法もあるということを納得したらどんどん利用してほしい」と伝え、難問に関してはテキストに付属している解答・解説も生徒に見せている。ただ・・・付属の解答・解説だけで理解できるタイプっていったいどれぐらいいるのだろう?(ほとんどいない)と思っている。「文中に○○○○と書いてあるので答えは△△だ。」とあり、それはむろん正しいのだけれど、そもそもが大半は「文中の○○〇〇」を探しきれなくて困るのだ。つまり「文中の○○〇〇」の探し方こそ本来は教えるべき内容で、生徒たちにとっては知りたいことなのでは?と言いたい。(※ちなみに「文中の○○〇〇」は問としての傍線部からは、かなり離れた場所に書かれている。)だから「専門家によっては小手先の攻略法には批判的で、何度も読んで探せ!と言うけれど、この教室では答えの見つけ方を伝授するね。」とノウハウを伝えることがしばしば。つまり、世の中には様々な説が飛び交っているけれど「これって本当?」と疑う姿勢を持ったうえで納得したものを徹底的に学んで自分のものにすることが大切かなあと思う今日この頃。

2018/02/04 20:34

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