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小さな国語塾のつぶやき

「年賀状」「寒中見舞い」考

今日からそろそろ「寒中見舞い」の準備をしようかなと思っている。寒中見舞いは、暑中見舞いと同じような季節の挨拶状だったけれど最近では松の内(1月7日)までに出せなかった年賀状の返礼に使われる、喪中の人や年賀状を出しそびれたときにも活躍してくれる挨拶状である。今年は年賀状を月1日に届くようには出せなかったものの(生徒達には早めに出している)、一応1月3日以内につくように・・・と頑張った。でも、相手の住所が変わっており、送れなかった方達や大量生産の年賀状ではなく丁寧に近況報告をしたいという方達に寒中見舞いを送らせてもらう予定。さて、去年のブログに書いた記憶があるけれど年賀状は平安時代から続く日本の伝統的な慣習。年賀状を書くのは大変だけれど年に一度の近況報告をすることによってお付き合いが何十年も続いているという方々も多く個人的には素晴らしい慣習だと思っている。さらには寒中見舞いも、喪中で年賀状が出せなかったり年賀状を書く時期を逃したときに使える便利な?挨拶状だと思う。とはいえ最近は頂いた年賀状に「来年からは年賀状を控えさせていただきます。」という一筆を入れている方々がちらほら。高齢で体力的につらくなったり、年末の忙しい時期に年賀状を書く暇はない、形式だけでのつながりはスッパリと切る・・・などなどの理由があるだろう。正直言ってこういった「年賀状を書かない」という選択も大いに賛成である。自分自身は先にも書いたように今は「年賀状をもらうと嬉しい」→「年賀状が欲しい」→「自分も書く」という図式だけれど、いつ年賀状や寒中見舞いを「やめる」か分からない。何事も「継続は力なり」とばかりに「継続する」ことに重きを置かれることが多いけれど少なくとも「年賀状」「寒中見舞い」については「やめる勇気」もありだろう。なぜなら「年賀状」「寒中見舞い」を辞めることによって自分や周囲に多大なる損害を与える、被るということがないから。たとえ1000年続いている慣習だからと言って無理して続けることはない。要するに個々人のライフスタイルに合わせて「書く」「書かない」を選んだらいいのかなあと思っている。自分自身はもうしばらくは続けれど(楽しみ、喜びの方が大きいから)。

2018/01/09 16:52

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