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小さな国語塾のつぶやき

「さくら」≒「同調効果」

今日の午前中は某イベント会場へ行く予定。なぜなら東京在住の写真家が写真を撮るためにお越しになるそうなのだが実は今日は某イベント会場は本来はお休み(年末年始のため不定休になっている)!さすがにイベント会場なのに誰も人がいない状況での撮影はいかがなものか?ということでスタッフから「ぜひ顔を出してほしい」という要請があったから。そう要するに「サクラ」としてふらりと行ってみようかと。自分で自分のことを「サクラ」と言いつつ、「あれ?なんで客の振りをする人をサクラというのか?」と不思議に思い、さっそく調べてみた。【さくらとは実際の客ではないが客の振りをして、商売や番組などをより良いものに見せかけるべく雇われた人々のこと (weblio辞書より)。さくらを「偽客」と書くのは当て字で、露天商などの隠語から、明治時代以降に一般へ広まった。さくらの語源は諸説あるが、江戸時代の芝居小屋で役者に声をかける見物人役は、パッと派手に景気よくやってパッと消えることから、桜の性質になぞらえ「さくら」と呼ぶようになり、そこから露天商の隠語となって、一般にも広まったとする説が有力とされる。また、桜は無料で見ることができるため、芝居を無料で見物する人を「さくら」と呼ぶようになり、現在の意味になったとする説もある。(語源由来辞典より)】。今日は単なる「客の振り」だけれど、「客寄せ」のためのサクラは実際に効果があるのか?に関しては「ある」と証明されている。アメリカの心理学者ミリグラムは繁華街で「サクラ」についての心理学実験を行ったところ、ビルを見上げる人(サクラ)の人数と、 立ち止まる人の割合との関連がはっきり出た。 男でも女でも見上げる人が2~3人になると、 見上げる人、立ち止まって見上げる通行人が急速に増加する。 5人以上にもなると実に8割の人がサクラにつられて同様の行動をとったのだ。 他の人と同じしぐさや態度、行動をとる「同調性」を 多くの人が持っていること、それは人数が多い程 その効果が強まることがよく理解できる。 言い換えると・・・だからこそ「少しでも良い環境を」と進学に関してのこだわりが出てくる。運動を頑張りたいタイプは当然「運動が盛んな学校」、勉強を頑張りたいタイプは「進学校」といった具合に。自分に合った環境を見極めそこに向かって進むことが大切。

2018/01/07 04:08

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