めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
ラジオのテーマ「干支」
昨日は今年最後のラジオ出演!振り返ってみるとラジオ出演のおかげで日頃、何気なく使っている言葉について調べる☞自分の知識が増える☞ラジオを聴いて下さってる方々に「へーっ、そうなんだああ」と思っていただける(?!)というとってもとっても楽しく実のある経験をさせてもらったなあと改めて感謝している。さらには昨日担当者M様から「今年を振り返ってみて一言」と言われ、急遽?!振り返ってみたところ、月並みだけど「多くの出会いに恵まれたこと」がただただ有難い。特に仕事面では新しく、お教室以外での仕事(高校での勉強会)をするチャンスが一番の収穫であり、思い出となっている。このブログを読んで下さってる方々、もしも「こんなことを依頼したいけれどどうなんだろう?」という場合はぜひぜひまずはご一報を。さて昨日のラジオのネタは「干支」。ご周知のとおり干支は12種類の動物で構成されているにもかかわらず漢字で書くと全く違う・・・。それもそのはず、十二支は元々は中国で12か月の順序を示すための符号として生まれたもの。とはいえ、そのままでは一般的な庶民に教え伝えるのは難しいということで動物と関連づけて覚えやすくしたそう。確かに動物を当てはめることによって干支に関するお話が生まれ(猫がネズミに間違った日を教えられたため12支に入れなかった☞以来、猫とネズミは仲が悪い)日本人にはなじみがあるものとして浸透している。が、が、が、中国と違って日本は「漢字」のみではなく「漢字」「かな」を使う文化。それゆえ、読んだり暗唱することはできても意外と十二支を漢字で正しく書くことが出来ない。でも古文では「論語」中の「午(うま)」と「牛(うし)」に関するエピソードが試験によく出る。「午」を十二支で「うま」と読むことを知らなくても、古文の文章を読めば理解できるようにはなっているけれど(多分・・・)「午」=「うま」「🐎」と知っている方が簡単に解けることは言うまでもない。というわけで年明け早々に中学生には論語の話を演習しつつ、十二支についても漢字表記できるように演習、さらには実はそれらの漢字一つ一つには意味があることを授業で取り上げようと思って今からワクワクしている。ちなみに今年は今日までが授業、来年は4日からを予定している。
2017/12/28 17:19
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