めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
「努力できる環境」
「行き詰まる事は誰にも確かにあるのですが、止まってしまったらそれまでの努力が台無しです。とにかくなんとかまとめましょう。なんとか形にしましょう」・・・。これはブロ友である「花ゆき」先生の言葉。本当にその通りだと思う。最近「努力で運を引き寄せる」的な考え方が広く語られるけれど果たして本当か?と言われると何とも言えない。なぜなら幸か不幸か?持って生まれた才能や、環境がそれぞれ違い、客観的に容姿や経済的に恵まれているタイプは一言で言うと「運がいい」わけであって、それは決して努力で引き寄せたわけでも何でもないから。また、宝くじで大金をゲットするのもある意味偶然であって努力したから当たったわけでもない。努力して真面目に生きてきた人でも不慮の事故や不幸になることもある。つまり「努力したから必ず運が良くなる」と言うわけではない☞それゆえ世の中は理不尽だ~と言いたくなることも。でもいわゆる「運がいい状態」「運がいい人」とはほぼ間違いなく「努力を続けた人」だと思う。言い換えると「努力を辞めなかった人」。花ゆき先生も書かれているけれど努力を最後まで(?)続けたときに「見えてくる」ものがあるだろう。例えば音楽活動で身を立てようと必死で頑張って努力して努力して、これ以上無理という時に「ああ、自分には音楽はむいていなかったんだ。」と納得がいき、別の道を歩む決心がつくのかもしれない。以前に、某御方が「成功した人はみな例外なく『運が良かったんです』と言う。でも実はそこに至るまでには恐ろしいぐらいの努力があったんだよね。」とおっしゃった。その「努力」というものを本人が自覚するかしないかは別問題として。何が言いたいか?「努力しても報われないこともある。でも努力をやめてしまったら完全にそこでストップしてしまう。だから報われるかどうかは分からないけれど、とりあえず努力を続けることが大切」と。努力をしたくてもできない人も世の中には沢山いる。外国では勉強したくても環境が整っていなかったり、努力したくてもどうしても体が言うことを効かない人が世の中には沢山いる。そんなことを考えていると少なくとも通塾出来る生徒さんたちは「努力できる環境」にいるわけで恵まれている証拠だと感じる。むろん努力するかしないかは本人次第だけど折角「努力できる環境」にあるのだから努力して悔いのないように!と言いたい。自戒を込めて。
2017/12/22 03:04
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