めむろ国語専門塾
- ブログ
小さな国語塾のつぶやき
「講習会」≒「時間を買う」
少々ピークは過ぎたとはいえ、12月になると「冬期講習を受けるべきか、否か」と悩むご家庭が多くなり、塾側としては「受けるべきだ」という勧誘、意見が多くなる。個人的には事情が許すならば「受けるべき」派だ。そりゃあ、塾関係者だからそういうのは当然だと思わるかもしれないが実は国語塾は・国語のみしか教えない・ほとんどの生徒が5科目指導の塾とダブルスクール、という事情から国語塾単独での冬期講習は実施していない。つまり冷静な立場から「冬期講習会は行くべきだ」というスタンス。特に受験生、一般入試、学科試験ありの特別推薦を考えているならば尚更。なぜならば受験生は本番までの時間が限られているため、いかに効率よく合格点を取るための実力を身につけるかがポイントとなるから。先にも書いたがあくまでも事情が許すならばという条件が付くけれど。例えば、①とっても勉強が得意で人に教えてもらわずして自力でする方が効率がいい②経済的事情が許さない③講習会は担当教師が変わる可能性があり、その担当講師には指導力がないため行くだけ時間の無駄、といった3点ほどの事情ならば自宅学習した方がベスト。さて、昨日の午前中に高等看護学校の受験を1月に控えてらっしゃる社会人の方の指導をした。社会人経験がおありで、貪欲に知識を吸収して絶対に合格したいという熱意があり、指導したことをどんどんと吸収していく様子が見られ、思いきり指導に熱が入った。と同時に「よくぞ来て下さったことだ・・・。この入試問題の傾向を一人で把握して勉強しようとしたら一体何時間、何十時間かかるだろう?お金はかかっても人の指導を受けるならば2,3時間でクリアできる・・・。」と思った。手前みそになるけれど、プロから見ると過去問を複数見た瞬間に傾向がつかめて対策を立てることが出来る。また、短い作文に関しても指導が入るか入らないかで仕上がりが大きく変わる(小論文もしかり)。文章系は決まった答えがないため、自力で・・・となるとどうしても「独りよがり」になってしまいがち。来年早々には大学入試の小論文対策指導の予定もあり、彼らの将来がかかっていると言っても過言ではない入試に対しての応援が出来ることが有難い。とにもかくも「時間を買う」という意味でも、もしも「講習会に参加するかどうか」と迷うならば「参加する」方がいいのでは?
2017/12/21 17:33
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です