めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
フィットする?しない?
先日、ブロ友さんの記事の中で興味深い表現を見つけた。息子さんが国語の文章に対して「フィットしなかった」と発言したという内容。ブロ友さんの息子さんは国語が得意でいつもは高得点なのだが、たまたま一回だけ点数を下げてしまったそうで・・・その時のセリフだとか。これを読んだ瞬間に「分かる~!」と感じた。本、活字、文章を読むことが好きなタイプだと自分の中に様々な蓄積がある。だからこそ、その蓄積に応じて「自分にフィットする(合う)フィットしない(合わない)」が分かる、感じると言える。とはいえフィットしないから出来ない・・・のはもったいないので究極はどんな文章に対してでも「冷静に」「論理的に」を意識するほかはない。さて、それは国語の文章問題のみならず入試問題やテスト形式に対しても言える。どんな形式の問題でもオールマイティーに出来ます!というタイプも世の中にはいるけれど、割合的には圧倒的に少ない。だからこそ入試に関しては過去問を研究して出題傾向や時間配分の練習をする必要があるのだ。つまり冷静に傾向を分析することによって今後の対応策を見いだせる。大学入試において、いわゆる滑り止めの学校は不合格で、挑戦した大学を合格するというパターンを時々見聞きするけれど、それはある意味納得がいく。つまり自分が行きたい学校の過去問の研究や対策はしっかりとするけれど、そうではない大学(滑り止め)に対しては何ら対策をせずに受験をするから当日に「え?なにこれ?」☞「解けない」☞「不合格」ということになりうる。まあ、希望校に受かれば結果オーライだけど。さて、そういう訳で自分が目指す学校の入試の形式を知って対策をとることが大切、場合によっては「自分に合った問題形式の学校を選ぶ」というのもありかなあとも思う。さて、明日の午前中は高等看護学校の受験を控えている大人の方の指導予定。幸いなことに過去問題を3年分のコピーを手に入れて下さってたおかげで傾向がつかめた!私立や専門的分野の学校は毎年大幅に入試傾向が変わるということは少なく、(某)看護学校の入試問題は独特で「敬語問題が必ず出る」「小作文を書く」ことは例年変わらない。というわけで明日は細かい分析内容、間違いやすい敬語について、作文の書き方をお伝えしようと思っている。後は入試問題が「フィット」しますようにと祈るばかりだ。
2017/12/19 22:10
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