めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
小論文対策
「小論文」と「作文」は似て異なるものなので、入試に「小論文」が必要ならば出来るだけ対策を取った方がいいと思う。その手段としては通信講座、学校の先生、塾の先生、予備校の授業などなどがあり、自分に合ったものを選べばいい。全くの対策なしで受験するのは、まるで防寒具を着用せずに冬の北海道の野外を過ごすようなものだと言いたい。「寒い寒い」と震えながらでも短時間防寒具を身につけず冬の北海道の野外を過ごしたとしても体調を壊さない、元気そのものの人もいる一方で、下手すると凍傷になる人もいるわけであって・・・。さて、通塾中のY君の保護者様から連絡が入った。てっきりY君のことかと思いきや、現在高校3年生のY君のお姉さんの小論文対策依頼であった。もちろん喜んで引き受けるつもりで、近々目指す方面の学部などについて伺う予定。小論文対策としては①文章の書き方、型指導②問われるであろう分野についての知識を増やす③実際に時間を計って書く訓練⇒添削、この三点は不可欠だろう。たとえ①を習得したとしてもそもそも自分の知識や考えのストックがないことにはアウトプットすることが不可能になる。だから対策としては①はもちろんのこと②についても毎年生徒たちに何冊か本を渡して読む、特定ページについてまとめる、こちらが提示した課題についてまとめる、調べるという作業を課している。自分自身の若い頃のことを振り返ると、とっても上手に小論文をまとめることが出来る人に対して「羨ましいなあ~」「元々頭がいいんだよなあ、きっと」と思い込んでいたけれど、今だから言える。小論文に限らずどの分野においても「上手」」の域に達している人は実は影ながらの努力をしているということ。そしてその努力とは本人の努力はもちろんのこと、周囲の指導、周囲の指導を受けることが出来る環境を整えるという努力のこともさす。つまり入試で「小論文」が必要な場合は①訓練、練習が不可欠☜具体的な内容は先の述べた3点②①をするための環境を整えること、が大切だなあと感じる。そういう意味では本当にY君の保護者様の熱意には頭が下がり、その熱意に応えるよう頑張ろうと思っている。
2017/12/13 19:01
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