めむろ国語専門塾
- ブログ
小さな国語塾のつぶやき
変換ミス
明日のラジオ番組の打ち合わせのため、担当者M様と昨日何度かメールをやり取りした際に、「『おかんメール』という本がとにかく面白く、一人で笑っています」・・・という近況報告をいただいた。話題になりシリーズ化していることは知っているもののまだ一度もきちんと読んだことがないので張り切って近所の本屋さんへ。残念ながら近所の本屋さんに在庫はなく別の支店には在庫ありとのことで、近々別の支店で手に入れる予定。さて、その「おかんメール」とはメールの本文を打つときに打ち間違いや変換ミスをしたまま送信してしまったものの、それが意外と傑作!というものを集めている。例えば「今日はあなたの好きな豚がしょうが焼くので早く帰ってきなさい。帰り道には気をつ33628073」(最後の数字は変換ミスなのか?)(※豚がしょうがを焼く?!なんて賢い豚!☜陰陽師のツッコミ)「コカインランドリー行ってきます」(捕まるやろ)、「朝食、シリアスにする?」(何で朝から真面目なん?)、「冷蔵庫でチンして食べて」(それは無理)「雨が降りそうだから洗濯物閉めて下さい」(それも無理)【産経WESTより抜粋】などが掲載されいる本で「ありえないからこそ」笑える!変換ミスに関しては落ち着いて見直せば「あれ?なんか違和感がある」と気付きそうなものだけど急いでメールを打ち、そのまま気付かずに送信してしまうと上記のような「おかんメール」が出来上がる。さて、昨日のブログ記事に関して尊敬する若松若水先生から次のような興味深いコメントをいただいた。【異和感はかつては明らかな誤字で、最近でもテレビで林修先生は誤字だと言ってました。しかし、著名な物書きの方々がかなり用いる例が増え、許容として認めている辞書が多くなっています。】と。正直言って個人的に「違和感」を「異和感」と表記することはもちろん、そのような表記を見ると思い切り違和感があり、ついつい「変換ミス?」「正しい漢字知らないの?」と言いたくなる。例えば昨日の「持論」「自論」は意味で使い分けていると想像できるけれど「違和感」に関しては「違」と「異」が意味が似ているからこそ「変換ミスしたよね、絶対に。」と思ってしまうのだ。考えが古いと言われればそれまでだけど・・・。ただこのように感じる人が自分以外にも多くいると思うからこそ、「新語」として認知されているかどうかは分からない漢字や熟語に関しては基本的には昔からの正しい表記を用いたいと実行している(つもり)。
2017/11/21 17:42
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です