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小さな国語塾のつぶやき

虎視眈々

世の中には感性が豊かな人はいるもので・・・。最近素敵だなあと思う、素晴らしい感性をお持ちの方が「花ゆき

」先生。お花の先生をなさっており、感性が豊かだから芸術的な仕事をなさっているのか、はたまた仕事を通して感性が磨かれたのか?個人的には前者だと思っている。なぜなら見た目の芸術のみならず、四字熟語の発音から受ける印象を上手にご自分のものとして解釈する姿勢、コメント、コメント返信の文章そのものが素晴らしいの極致だから!お見事としか言いようがない。ユーモア、思いやり、愛が沢山沢山詰まっている。さて、「花ゆき」先生は「虎視眈々」をの「音」が素敵だとおっしゃる(10月22日付のブログ)。なるほど、ひらがな表記されたものを見ると本来の意味を外れ、むしろ逆の意味のような印象さえ受ける。「虎視眈々」とは意味は【虎が獲物を狙って鋭い目でじっと見下ろすように、おのれの野望を遂げるため、じっと機会を狙っている様子。 「虎視」とは、トラが鋭い目であたりを見わたすこと。 転じて、雄大な志を抱いて静かに情勢をうかがうたとえ。 「眈々」とは、恐ろしい目をしたトラが下を見下ろしているさま】。でも、ひらがなに置き換えると「眈々」が「淡々」に変換された状態で脳内にインプットされる(笑)。意外とそれでもいいのかなあとさえ思えてくるから不思議だ。静かに情勢を伺いつつも「淡々」と目の前のことを一つずつ一つずつこなし、さらにはそれを周囲には悟られないような自然体・・・・うーん、素敵すぎる~!と想像すると思わず笑みがこぼれる。ちなみに自分自身はというと「虎視眈々」(虎)どころか「先生、さっきの目は獲物を狙うライオンの眼です。怖い、怖すぎます!」(おおっ、百獣の王に例えられた!)と複数の可愛い可愛い男子生徒に言われたことも(汗)。怖がらせてごめんよ~。「眈々」ではなく「淡々」を目指そうと思い至った次第。

2017/10/23 02:26

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