めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
「牛より鶏」≠「鶏口となるとも・・・」
「『牛より鶏』が世界的傾向」というタイトルが飛び込んできた!(2017.10.11 朝日新聞より抜粋)!思わず「おおっ、そうなんだ~~~。世界的に『鶏口となるとも牛後となるなかれ』とばかりに起業独立する人が増えてるのかなあ?でも人にはそれぞれ資質や役割があるから鶏口(組織のトップ)がいいとも牛後(大きな集団の一員)のどちらが正しいとかはないけれどなああ。『寄らば大樹の陰』っていうし。」と思いながら記事を読むと・・・・。実は「肉」の話だった(汗)。一言で言うと「牛肉よりも鶏肉が食べられることが、世界的傾向になっている。」という記事だった「なーんだ」と一瞬思わなくもなかったけれど、食肉考としては面白い記事であった。実はこういう勘違い、何でもかんでも国語的に結び付ける傾向が強い自分自身に少々あきれるのだが敢えて言い訳をさせてもらうと、この記事の右に「ことばの広場」というコーナーがあったため余計に「日本語に関する記事」だと思い込んだというわけ。さて、折角なので以前にも書いた「鶏口となるとも牛後となるなかれ」について考えてみようっと。【意味 大きな集団の中で下にいるよりも、小さな集団でも一番になるほうがいい。鶏のくちばしとなっても、牛の尻になるべきではないという意味。中国・戦国時代に蘇秦という人が、韓・魏・楚・斉・燕・趙の六国に対し、強大な秦に従うよりも、一国の王という状態を維持しながら連合して対抗したほうがいいと説いたときに引用したことわざ。】先にも書いたけれど、鶏口がいいのか牛後がいいのかは人それぞれ。では、自分はというと・・・鶏口どころかまだまだ「ひよこ」状態。「早く鶏になりたーい」と思っている。鶏になる前に牛のしっぽに戻るかは今後の自分の努力と運次第?!大学卒業後は楽しく牛のしっぽとして充実していたけれど、いかんせん、ブログを読んでいただくとお分かりのように超個性的な性格ゆえ、自分は鶏口のほうが向いてるかもと思い込んで日々努力中。さて、数年後には鶏になっているか牛後になっているか?このブログが続いているならば鶏口・・・・応援のほどよろしくお願いしたい。
2017/10/11 15:25
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