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小さな国語塾のつぶやき

「喧嘩」

「口は災いの元」という諺がある。【不用意な発言は自分自身に災いを招く結果になるから、言葉は十分に慎むべきだという戒め。】で、確かにそうなのだが、かと言って「これぐらい言わなくても伝わっているだろう」という気持ちや「こんなことを言ってはいけないかなあ」という遠慮などによって、意思を伝えなさすぎるのもまた災い…の元。どちらもどっちか?とはいえ、どう考えても「言い過ぎ」のほうがトラブルのもとになることが多いと思う。余計な一言で相手を怒らせてしまうことによって引き起こされるのが「喧嘩(けんか)」。まさに読んで字のごとくで「けんか」の「けん」「か」共に「口」がついている。「宣」「華」単独では「言う、述べる」「華(はな)やか」とそれなりにいい意味だと思うのだが、口がつくことによって「喧」、「嘩」→「やかましい」」という意味になる。しかも単にやかましいだけで済むならばいいのだけど、下手すると相手を傷つけてしまい修復できないということも。よく「喧嘩するほど仲がいい」と言われるけれど、仲の良い間柄とは、相手を褒めることも貶すことも、同じくらいにしているのだろう。つまり当たり前といえば当たり前なのだけど「喧嘩するほど仲が良い」とは、「お互いが遠慮なく喧嘩出来るほどコミュニケーションが取れる仲」という意味。、決して喧嘩ばかりしている関係を意味するものではない。そう考えるとやはり一般的には「口は災いの元」と肝に銘じて「言ってはいけないこと」「言うべきこと」をわきまえて極力「喧嘩」にならないように心がけたいもの。ちなみに自分自身はというと・・・若いころは無意識に「言い過ぎ」てしまったり、逆に相手の心ない言葉に一喜一憂してムッとすることもあり、いわゆる災いばかりだったけれど最近は「言っても分からない」相手には何も言わない。よってあまり喧嘩はしなくなった☞喧嘩できるほどの親しい相手がいない?☞それでもいいやと自己満足・自己完結している(苦笑)。

2017/10/05 15:05

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