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小さな国語塾のつぶやき

正直者が馬鹿を見る?

「正直者が馬鹿を見る」という諺が昔から語り継がれている。【意味】正直者が馬鹿を見るとは、ずる賢い者はうまく立ち回って得をするが正直な者は秩序や規則を守るために、かえって損をすることが多いということ。確かに・・・と納得する人も多いだろうし個人的にもこの諺は半分真理をついており、ある意味致し方ないという想いもある。まず、そもそもなんでもかんでも正直に言えばいいか?ということに突き当たる。個人的には時と場合に応じて「愛のある」嘘ならOKだと思うわけで・・・。とにかく「正直に言う、行う」のがいいとばかりに生きていると疎まれたり損することも出てくるのでは?そういう意味では「正直者が馬鹿を見る」というのは当てはまるだろう。正直という言葉を自分の信念を曲げないことと勘違いすると行き詰まる。例えば勉強の方法を間違えているにもかかわらず、本人としては「真面目に漢字をひたすらひたすら100回書きました!にもかかわらず大して練習していない人の方がいい点で自分は・・・。やっぱり世の中は正直者が馬鹿を見るんだ!」というのは少々ずれていると思う。コツコツとひたすら頑張るという点は素晴らしいけれど、やり方を間違っていることに気付かずして人をうらやむのはお門違い。つまり要領よく努力している人に対して、その人の努力や正しいやり方を見習わずして自分のやり方に固執して失敗するという場合は、決して「正直者・・・」ではなく根本的に方法を見直すべきだと思う。とはいえ、本当に真面目に努力しても報われないことも日常茶飯で、実際に要領よく立ち回っている人が陽の目を見ることがあるのも事実。でも、長い目で見ると努力なしの要領だけのタイプは必ずメッキがはがれる時が来る。以前に書いたけれど、まさに「天知る地知る我知る人知る」だろう。人知れず頑張っている人のことを意外なところで人はちゃーんと人は見ているものだと信じて今日からも皆、ファイト!

2017/09/07 14:34

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