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小さな国語塾のつぶやき

「下手の横好き」「好きこそものの上手なれ」

「下手の横好き」という諺がある。「下手なくせに、その物事をむやみに好み、熱心なこと。」という意味で少々皮肉ったような意味合いだ。でも「好きこそものの上手なれ」(好きな事にはおのずと熱中できるから、上達が早いものだ。)という諺もあり、要するに最初は下手であっても「好き」と言う気持ちが大切だということをこの二つの諺が言っている。むろん、下手の横好きで終わってしまうタイプや物事も世の中には沢山あるけれど少なくとも「好き」という気持ちは上達への最低条件だろう。さて「得意」は上達への条件となるか?と聞かれると個人的には「うーん・・・条件としては弱い」と言わざるを得ない。なぜなら「得意」だけで、「好き」という気持ちがない、あるいは「好き」という気持ちが弱いならば努力が続かないから。夏以降は高校の体験学習や説明会が随時行われる時期で、どの学校が自分に合っているか、はたまた普通科か専門科かを15歳にしてまずは選択を迫られる。その際に自分は理科と数学が得意だから理数系専門に、音楽や美術が得意だから芸術系へ、運動が得意だからスポーツ系へと軽い気持ちで進むことはお勧めできない。先にも書いたように純粋に「好き」という気持ちが進路決定におけるウエートの大半を占めているならば話は別だが。同級生を見ていると頭がいいからという理由で理数科クラスに特別入試で入ったものの文転したタイプがチラホラ・・・。自分自身に関しても周囲から、良かれと思っていろいろな専門科を勧められたけれどすべて却下した。幸いなことに「得意だけど、その得意を上回るほど好きではなかった。自分の才能の限界を一番自分が知っていた」という理由からだ。自分自身に関して言うならば転機はやはり高校の頃か。当時は文章を書くことは好きだけど得意ではない、自信がないという状態、文系なので入試で必要となる可能性があるため迷いながらも「小論文クラス」を履修。当時はまさか将来の仕事につながるとは全く思っていなかったけれど、少なくとも「小論文クラス」の授業が楽しかったことが良い影響をもたらしてくれたことは間違いない。何はともあれ進路選択とは「自分は何が好きか?何ならば長く続けても嫌ではないか?」を考えてみるよいチャンス。

2017/08/31 13:49

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