めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
迷信
「迷信」とは読んで字のごとく「信じることを迷うこと」で、人々に信じられていることのうちで合理的な根拠を欠いているもの。世の中にはいわゆる「迷信」というものが存在し、それを自分の生活においてプラスになるような事柄、しかも実害がない事柄であれば信じるのは自由だと思うけれど・・・。昨夜、実家の母と電話中に次のようなことを聞かれた。「いい夢って人に話したらダメだったけ?それともいいんだったっけ?悪い夢は話した方がいいのだったかなあ?」とぶつぶつ。思わず「夢を話した方がいいか悪いかは迷信だから、話したかったら話す。自分の中でそっと温めておきたいならそうしたら?」と提案したところ咳を切ったように話し始めた母。結論を言うと夢なので若干支離滅裂なところはあったけれど(200キロほど離れた地点まで自転車で普通に行くなど…笑)、良い夢だった。つまり「良い夢を人に話すと逆夢になる(逆になる)」という迷信を気にしていたのだ。良い夢が叶うかどうかは別として、母の置かれた状況を考えると潜在的に気にしていることが良い方向に進んでほしいという願望が夢に現れただけのように思える。さて、ではなぜ「夢」を人に話すのが良い、悪いといった迷信が出来たのかというと「話す」≒「放す」に通じることからだそうだ。そのため「悪い夢は話す(手放す)」「良い夢は話さない(放さない)」という迷信が広まったようだ。でも敢えて言いたい。良い夢を「放す」ことによってあちこちに夢(願望)をアピールできる→協力者が現れたりチャンスが巡ってくるに通じるのでは?と。だから自分自身は寝ている時に見た夢(良い夢、悪い夢共に)はもちろんのこと、顕在的に持っている夢(願望)はガンガンと人に話している(笑)。なにはともあれ、あまり「迷信」にはとらわれないのが一番。
2017/08/21 02:07
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