めむろ国語専門塾
- ブログ
小さな国語塾のつぶやき
(教育産業における)暴力・体罰
金曜日の一番遅い時間のクラスが終了後、お迎えを待っていたY君と5分ほど雑談。ひょんなことから「指導者が生徒に暴力をふるうことについて」という話題になった。二人とも「絶対に暴力はふるってはいけないと思うから、自分から相手(生徒)には暴力はふるわない。でも逆に指導者から暴力を振るわれたとしてもそこに本当に愛情があり、お互いに信頼関係があったら相手を恨まない。」という意見で完全に一致した。Y君は指導者からの暴力や体罰という経験は幸いなことにないらしいが、ん十年前に中学生時代を送った自分はというと…正直言って何発殴られたか分からない。体罰のみならず「お前帰れ~!」といったいわゆる言葉の暴力?を受けたことも数知れず(苦笑)。当時は教師(指導者)が生徒に体罰は当たり前の時代、中には「連帯責任」という理由でクラス全員が拳骨を食らうということなんて日常茶飯事であった。でも先生のことは全く恨んでいないし、恨むどころか「お前帰れ~!」の先生には本当に可愛がっていただいた。なぜ恨まないか?ある意味、暴力や体罰で先生の権威を示さないと生徒が荒れるという風潮があったのも事実でそれらを認識していたこと、なんと言っても先生に愛情があったと感じるから。そんな昔のことを思い出しながら話していた翌日(土曜日)に、旭川の塾内で男性塾講師が生徒に暴力をふるって逮捕されたという残念なニュースが飛び込んできた。生徒に暴力をふるってけがを負わせるなんて言語道断!本当に愛情と信頼関係があったならば暴力という形をとらなかったのでは?と残念でならない。もしかすると今までに何度も口で注意していたのかもしれない(この辺りは当事者でないと分からない)が、口で言っても伝わらないならば親に連絡、それでも改善されないならば退塾を促す、諦めて放っておく…しかないのかなあなどといろいろと考えさせられる出来事だった。
2017/08/20 15:39
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です