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小さな国語塾のつぶやき

喉元過ぎれば熱さを忘れる

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺がある【意味】熱いものも、飲みこんでしまえばその熱さを忘れてしまう。転じて、苦しい経験も過ぎ去ってしまえばその苦しさを忘れてしまう。また、苦しいときに助けてもらっても楽になってしまえばその恩義を忘れてしまう。これは良い時にも悪い時にも使われる諺で、例えば何かに初めて挑戦するときには緊張してガチガチだったとしてもそれが成功すれば二回目以降は一回目の「ガチガチ」状態を忘れたかのように、堂々と物事を行うことが出来るだろう。つまり辛いことや失敗に近いようなことは忘れることによって前進したり成長することが出来る。とはいえ、忘れてはいけない経験を忘れてしまい同じ失敗を繰り返すのはもちろんよくない。さて、十勝地方は今日や明日から新学期が始まる学校がほとんどで「宿題がまだ終わっていない」と焦っている子供たちもチラホラいるようだ。毎年「今年こそは早めに宿題を終えるぞ~」と決心するものの、ついつい「喉元過ぎれば・・・」となって毎年のように同じ失敗を繰り返すというのが世の常。だが幸いにして国語塾の生徒たちは、喉元を過ぎても熱さを忘れおらず!!!今年は本当に平和だった。去年は新学期直前まで読書感想文や意見文、作文が仕上がっておらずてんやわんやしていた生徒は今年は自ら早め早めに取り組み、さらには去年、筆が進まなかった理由を自分なりに分析してそこを改善していった。それが一人ではなく複数名!素晴らしいの極致!来年度もこのような平和な新学期を迎えることが出来るよう期待している。そして彼らに言いたい。周囲が夏休み最終日になっても「意見文が書けていない・・・」「読書感想文を書くために徹夜した」という声を聴いた時に味わう快感や優越感ってたまらないっでしょう?と。こうして偉そうに書いている自分はというと何度も何度も「喉元過ぎれば熱さを忘れる」を繰り返しては反省ばかりの日々だけれど。

2017/08/17 13:54

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