めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
ゴーストライター
先日、実姉から「○○の読書感想文の添削をしてほしい。もちろん料金は払いま~す!」というメールが。先月に○○の妹(つまり姉には子供が二人いる)の作文を2本添削したばかりで、次はお姉ちゃん(高校2年生)の方かああ…フムフムとメールを読み進むうちに「(。´・ω・)ん?」となった。実は「○○ではなくすべて私が書きました。晩酌しながら書き、疲れて読み返す気力もないのでそのまま添付します。」とのこと。はー??つまりは完全にゴーストライターってこと?!とおもわず苦笑。正直言って姉よりも姪っ子の方が文章が上手なのに・・・、これで添削をきちんとしてあげなかったら学校先生に「○○さん、下手くそになった」と思われたら困るので必死で頑張って添削した。姪が文章が上手な証拠としては、彼女が小学4年時に新聞社主催の全国エッセイコンクールに応募したところなんと見事に入賞し全国紙に堂々と名前が載ったこと、毎年行われる学内作文コンクールでは入賞している(ちなみに叔母さんが添削しているのは言うまでもない…苦笑)ことなどが挙げられる。そんなこんなで責任重大とばかりに張り切ると同時に「とうとうゴーストライターが書いたものを出すか~」と苦笑い。ちなみに先日、生徒さんの保護者もおっしゃっていた。どうしても意見文や読書感想文が書けてなくて親が書いて出した人がチラホラいる・・・と。姪の場合は何か事情があって今年は書く暇がなかったのかもしれないけれど・・・・。夏休みのこの時期になると毎年毎年、塾生以外からもSOSの声がかかる・・・、手が回らない場合はお断りしているけれど。明らかに生徒にとって負担となる課題に関してはもう少し事前授業や見本を配布するなどの配慮があったらいいなあと思う今日この頃。むろん中高生たちが「自分の宿題」という自覚を持ってほしいものだ。
2017/08/13 01:08
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