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小さな国語塾のつぶやき

読書感想文≒拷問

「夏」と言えば「怪談」・・・ではなく国語塾にとっては「読書感想文」の時期。今年はかなり早い時期から他県を含め(メール、添付ファイルでやりとり)皆動き出している。ようやく山場を越えたとはいえ、チラホラと毎日のようにポストにノートが入っており、生徒とまるで交換日記のようなやり取りをしている(苦笑)。ん十年前の自分自身もとにかく苦労していたので生徒たちが四苦八苦している気持ちはよく分かり「読書感想文≒拷問だよね」というキャッチフレーズが飛び交っている。「拷問」なんていうととっても物騒なイメージがある!(漢字そのものの成り立ちは「手」で「たたく」で「拷」となった。「考」は「攷(こう)」に通じ、同じ読みを持つ「攷(たたくという意味)」と同じ意味を持つようになったそうだ)。けれど「考」は「たたく」のほか、もちろん主な意味は純粋に「考える」こと。「拷問」を分解して後ろ(下)から読むと「自分に問いかけて、考えてそれを手で表す(書く)」となり読書感想文の本質を言い表しているなあと一人でニヤニヤしている。つまり本来の意味ではなく、あくまでも字を分解してみると・・・の話だが。いやはや正直言ってこうして漢字で遊んでみるぐらいの気持ちの余裕がないとやってられない?!生徒たちはまずは5枚下書きをして、それらを清書するわけであって本当の本当に「お疲れ様」と言いたい。ただ読書感想文で一度苦労すると2年目以降は皆それぞれ知恵がついて早め早めに取り掛かったり、助言を求めたり、書き方のコツをつかんだり・・・と間違いなく成長している。成長ぶりは数値化したりはっきりと本人の目に見えるものではないけれど、第三者から見るとよく分かる。書き終えた生徒たち、本当にお疲れ様。あともう一歩の生徒たちにはあきらめないでがんばろ~と伝えたい。

2017/08/10 03:20

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